以前このブログで、「小田急線 線路跡地の利用について」という記事を書きました。
小田急線の東北沢駅、下北沢駅、世田谷代田駅の三駅が地下化されることによって、広大な線路跡地ができることになります。
世田谷区では、オープンハウスを開催するなどして色々な意見を募集しているようです。
そんな中、具体的な提言・取り組みを行っているグループを見つけました。
グリーンライン下北沢という団体なのですが、鉄道事業者にもプラスになり、利用者の地域住民にも、商業者にも、来訪者にもプラスになる「ウィン・ウィン」の関係性を確認しつつ、防災や、環境にも配慮した、みんなが幸せになる公共空間を一緒に考えていく開かれたグループです。
将来、創出された公共空間を利用する使い手の受け入れ、管理運営の担い手となることも視野にいれ、地域の皆さまと連携する取組みを模索しています。
ということで、実際に線路跡地をどうするといったプランを考えていらっしゃるようです。
もともと「小田急線あとちを考える会」だったのが、今年6月に改名したようです。
何度かセミナー的なものを開催しておられるようですが、その中で、先をいく参考モデルとして今年6月に拡大オープンしたニューヨークのハイラインについてのレポートがWeb上で見ることができます。
ニューヨークのハイラインも線路跡地の利用方法について、色々議論した結果できあがったスペースなのですが、このハイラインがとても魅力的でした。
こちらは高架跡ということで、小田急線跡とは置かれた立場は違いますが、線路跡地をどのような形で利用するか、という点においては同じことだと思います。
遊歩道メインで自転車もクルマも立ち入り禁止というコンセプトは素晴らしいと思います。
小田急線跡は緊急車両が入れるスペースも考えられているようですが、できれば通常の車両は入れないようなプランにしてもらいたいと思います。
下北沢にクルマはあまりそぐわないと思いますし、歩行者をメインにしたスペースにしてもらいたいと思います。
とにかく、ニューヨークのハイラインレポート、必見です。ワクワクします。こういうスペースを日本にも作れば話題にもなりますし、区民の憩いの場所になるのではないでしょうか。
以下のブログも参考になります。
■No.111:「グリーンライン下北沢」とグリーンサークル