小田急電鉄が、下北線路街の施設の運営を行っているUDSの全株式を野村不動産HDに譲渡

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下北線路街の開発や運営を多数手がけているUDS。
小田急電鉄の100%子会社として、積極的に下北沢の開発・運営を行ってきました。

・「(tefu) lounge 」
・空き地
・シモキタカレッジ
・由縁別邸 代田
などはUDSが開発・運営している施設です。

そんなUDSが小田急電鉄から野村不動産HDに譲渡されるという発表が一昨日ありました。

下記、「PR TIMES」の記事。

野村不動産ホールディングス株式会社
2023年12月21日 15時26分
国内外から高い評価を得る16棟のホテル事業と多彩な企画・設計事業がグループ入り

野村不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:新井 聡、以下「当社」)は、UDS株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:黒田 哲二 以下、UDS社)の全株式の譲受について株主である小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区/取締役社長:星野 晃司)と合意に至り、株式譲渡契約の締結が完了したことをお知らせいたします。尚、本件は2024年4月1日に取引完了を予定しています。

1.UDS社について

UDS社は、コーポラティブハウス事業を日本で初めて事業化した株式会社都市デザインシステムを前身とし、「世界がワクワクするまちづくり」をビジョンに掲げ、企画・設計・運営事業を一体として手掛ける会社です。

デザイン性や先進性に富んだ施設の企画・設計をこれまで数多く手掛け、国内外の様々なデザインアワードで高い評価を受けています。また、企画・設計にとどまらず施設の運営まで一貫して携わり、運営を通じて得られた知見・ノウハウを新たな企画・設計に活用していく形態で、個性的な事業を数多く展開しております。

中でもホテル事業については、「ONSEN RYOKAN由縁」、「HOTEL ANTEROOM」など付加価値提供型のホテル16棟・1,855室を全国の主要都市やリゾートエリア等で展開しており、同社の中核事業となっております。

2.本件の目的・期待される効果

当社グループでは、「マーケットイン発想」「グループの事業連携・価値創造」「品質へのこだわり」「新たな領域への挑戦心」を自らの競争優位性と位置付け、国内外で様々な事業を展開しております。また、2030年のビジョンとして、「まだ見ぬ、Life & Time Developerへ」を掲げ、「人びとの、様々な生活”Life”」「一人ひとりの、過ごす時間”Time”」の2つを軸として、新たな価値を創造し続けることを目指しております。

そのような経営方針のもと、ホテル事業については、当社グループの今後の成長の一翼を担う重要な事業と位置付けております。現状、直営ホテルについては「ノーガホテル」3棟と「庭のホテル」1棟(計681室)を展開しておりますが、インバウンドニーズの高まりをはじめ拡大傾向にあるお客様ニーズに対応するべく、早期に事業基盤を確立し、成長スピードを加速させることを目指しております。

UDS社が展開するホテル事業については、モノづくりとサービスへのこだわりで、お客様にこれまでにない新たな価値を提供する個性的な付加価値提供型ホテルであることや、その展開を通じて「街づくり」への貢献を目指す点が当社グループのホテルと共通しております。また、企画・設計から運営までを一貫して手掛ける事業形態については、当社グループが開発から販売・運営・管理に至るまでグループで一貫して手掛け、お客様の声を新たな開発に活用していく事業形態と共通しており、互いに連携しノウハウやリソースを活用することで、成長スピードの加速に向けた相乗効果が期待されます。

ホテル以外の事業においても、当社グループでは様々なアセットタイプでの開発事業を展開しており、UDS社にとってはその優れた企画・設計力を発揮する機会の拡大が期待され、当社グループにとっては商品性の向上・進化や事業機会の更なる拡大が図れるものと考えております。また、事業法人や個人のお客様の保有不動産に関する有効活用提案においても、一つひとつの不動産に対して新たな価値の創造を具現化するUDS社の企画・設計力が強みとなると認識しており、当社グループの持つネットワークがUDS社の企画・設計事業の成長にも資すると考えます。

小田急電鉄の子会社として下北線路街を積極的に開発・運営してきたUDSですが、下北線路街の建設がひとまず完成したことで、小田急電鉄としてはグループ内に留めておく必要がなくなったということでしょうか。
UDSはコロナ禍の3年間で計100億円を超える赤字を計上しており、小田急電鉄としては経営的な重荷になっていたこととは思いますが、今年からコロナ明けでインバウンド需要も急回復が見込める中での放出に至ったのは、これ以上本業に影響を及ぼすわけにはいかないという強い経営判断があったものと思われます。

連結子会社の異動(株式譲渡)および特別利益の計上に関するお知らせ

電鉄会社と不動産系の会社の文化の違いもあったのかもしれません。
下北沢の再開発は小田急電鉄としては一旦完了しているので、UDSが野村不動産に譲渡されても大きな変化はないと思いますが、小田急との関係が希薄となるので、その点は心配ですね。

↓「由縁別邸 代田」の入り口。日帰りサウナに行ってみたいけど、まだ行けてません・・・


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