【下北沢】タイ料理研究所でランチ。エキウエで本格タイの昼時間。

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下北沢駅直結「シモキタエキウエ」の2階にある【タイ料理研究所】。
以前ディナーで訪れたことがあるこの店、ずっと気になっていたランチにようやく行ってきました。

店名の通り、なんだか理科室のような名前だけど、実際は明るく開放的。木のテーブルに淡い青磁の器が並び、清潔感があって女性ひとりでも入りやすい雰囲気です。お昼どきはほぼ満席。お客さんの半分くらいは女性グループで、あとはカップルや一人客。平日の下北沢って、こういう“ゆるい熱気”が心地いいんですよね。


ランチは前菜+スープ付きでお得感

ランチセットには、小さな前菜とスープが付いてきます。
前菜は生春巻き。透明なライスペーパーに野菜と春雨、エビを巻いた定番スタイル。上には砕いたピーナッツが散らしてあって、ナンプラーと甘辛いチリソースの香りが鼻に抜けます。さっぱりしていて、食欲を優しく呼び覚ます感じ。

続いて出てきたスープは、澄んだ茶色いスープにパクチーと刻みネギ。香りは少しスパイシーで、鶏の旨味がしっかり。タイの屋台で出てくるような、あの“地味だけど沁みる味”です。日本のラーメンスープとは違って、油分が少なくて軽い。寒い日には特に嬉しい一杯でした。


メインは定番のカオマンガイとプーパッポンカリー

この日は2人で訪れたので、別々のメインを注文。

ひとつはカオマンガイ。
しっとりと茹でられた鶏肉がごはんの上にたっぷりのっていて、横には薄切りのキュウリ。鶏の旨味を吸ったジャスミンライスが香り高く、上にのった赤唐辛子とパクチーの彩りが美しい。添えられたタレは、生姜とナンプラーをベースにした濃いめの味。日本のカオマンガイはたまに“ただの茹で鶏定食”みたいになりがちですが、ここのはしっかりタイの味。香りと塩気のバランスが良くて、後を引きます。

もう一品は、プーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)。
ふわふわの卵とカレーソースが絡んでいて、スプーンですくうと湯気と一緒にココナッツの甘い香り。ピーマンや玉ねぎがシャキッとしていて、味の立体感があります。見た目より辛くなく、どちらかというと日本人でも食べやすいマイルド仕上げ。多分、少しアレンジしてるんだろうなと思いつつも、スパイスの香りと蟹の旨味はしっかり残っていて満足度高めです。

カオマンガイ

プーパッポンカリー

プーパッポンカリー


現地感と日本的バランスのあいだ

味の印象としては「現地っぽいけど、ちゃんと日本で食べやすい」。
タイ人のシェフとウエイトレスがキッチンに立っていて、厨房からはレモングラスと炒め油の香り。下北沢の真ん中で、異国の屋台を覗き込んだような感覚になります。ディナーの時もそうでしたが、ここの料理は“香り”の立たせ方が上手。辛すぎず、でもちゃんと異国感が残る、その匙加減がちょうどいい。

価格はランチでもやや高め。カオマンガイで1300円台、プーパッポンカリーは1500円前後。ただ、前菜とスープが付いて、器も上品で、駅直結という立地を考えれば納得。むしろこの本格さでこの価格なら、リピートありです。


下北沢の「異国」を感じるランチ

下北沢って、カフェやカレー屋は多いけれど、“アジアの香り”をちゃんと出してくれる店は意外と少ない。タイ料理研究所はその点で貴重な存在。派手な装飾はないのに、味でちゃんと旅気分に連れて行ってくれます。
外の喧騒から一歩入ると、時間が少しゆっくり流れているような、そんな空間。

エキウエでの買い物ついでや、ちょっとした打ち合わせランチにもおすすめ。
辛いもの好きな人はもちろん、「今日はカレーでもない、洋食でもない気分」という時にぴったりの一軒です。


店舗情報

タイ料理研究所 下北沢店
所在地:東京都世田谷区北沢2-24-2 シモキタエキウエ2F
営業時間:11:00〜22:30(L.O. 22:00)
定休日:不定休(施設に準ずる)
アクセス:小田急線・井の頭線「下北沢駅」直結


下北沢には「日常のすぐ隣に小さな旅」がたくさんある。
この店もそのひとつ。
カオマンガイの湯気を見つめながら、ほんの少しだけバンコクの昼下がりを思い出す。
そんな時間を過ごせるランチでした。

下北沢のタイ料理といえば、すぐ近くのミカン下北に「タイ屋台999 (カオカオカオ)」、そして、少し歩くと「バーンキラオ下北沢店」、「ティッチャイ」などもありますね。味比べしてみるのも良さそうです。


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