小田急線・世田谷代田駅の改札を出て、環七方面へ少し歩いたところ。
この一帯はわずかに高台になっており、冬の空気が澄んだ日には、正面に富士山がくっきりと姿を見せます。
富士山までの直線距離は約90km。
日常の風景に富士山が重なる瞬間というのは、都心では意外と貴重で、この場所は知る人ぞ知る“富士山ビュースポット”でもあります。
■ 冬の乾いた空気がつくる「くっきりシルエット」
冬は空気中の水分が少なく、遠くの山々が見えやすくなる季節です。
この日も少し雲が残っていましたが、ちょうど日没の時間帯に富士山のシルエットが浮かび上がり、暗くなる前の短い“魔法の時間”が広がっていました。
写真のように、街の灯りがひとつずつ灯り始める時間帯に、富士山の輪郭が夕焼けに染まりながら浮かび上がる光景は、何度見ても胸を打つものがあります。
■ 夕暮れ時はちょっとした撮影スポットに
日没が近づくと、駅前の道路沿いには自然と人が立ち止まり、
スマホやカメラを向けてシャッターを切る姿が見られます。
-
帰宅途中の学生
-
散歩中の住民
-
ランナー
-
子どもを連れた親子
みんな同じ方角を見つめ、同じ景色を共有しているのがなんとも良い時間です。
観光地でもなんでもない普通の駅前が、季節限定の展望台に変わる瞬間でもあります。
■ 「日常の中の富士山」こそ世田谷代田らしさ
世田谷代田は、豪華な観光スポットがあるわけではありません。
駅周辺は静かで落ち着いた住宅街。
だけど、その“日常の延長”にこうした風景が混ざるのが、この街の良さだと思っています。
冬の澄んだ日にふと現れる富士山は、派手さはないけれど、静かな感動をくれる存在です。
冬場の空気の冷たい夕方には、世田谷代田駅前でぜひ富士山の方を見てみてください。
思いがけない美しい光景に出会えるかもしれません。
