今後、下北沢を貫通する補助54号線とは!?

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【2019/11/21 追記】
古いかもしれませんが、54号についてまとまった資料を見つけました。

道路を核とした下北沢の再開発計画の実態(PDF)

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下北沢駅前の整備計画の中でよく出てくる補助54号線。

今まであまり詳しく調べておらず、下北沢の近くをぶち抜いて東からはスズナリ・下北沢病院の間を通って、オオゼキの前を通り、更に下北沢駅の北の方を西に抜けるという印象しかなかったです。

今日、この補助54号線はいったいどこから来て、どこへ抜ける計画なのだろうかというのを知りたくなって調べてみました。

調べてみて分かったのですが、この道は実はすごい長い距離を結んでいる道なのだということ、また、既に開通している道路が細切れで存在している、ということを知り、自分も通ったことのある道が実はこの54号線の一部だということも分かってビックリした次第です。

まず、東はどこからこの道が始まるのかというと、駒場東大前の裏から。駒場東大前の裏は山手通が通っていますが、これが東大の裏あたりで西に分かれる道があります。

これが補助54号線の始まりです。

この道は現在では東北沢の駅の東側を通り、井の頭通へと大山交差点で交わります。

補助54号線は東北沢駅に続く前に「三角橋」という交差点があるのですが、そこでやや左折することになるようです。「なるようです」、と書いているのはここから先はまだ開通していないからです。

ここから直線で下北沢駅まで道が続き、下北沢の駅の北側の商店街を斜めにぶち抜き、鎌倉通り(ドラッグストア一本堂 下北沢店のあたり)とぶつかります。

そこから井の頭線の北側を通って環七とぶつかり、環七を過ぎたあたりで井の頭線と交差。

その先は羽根木公園の北側に出て、世田谷線の松原駅に向かって道は続きます。松原駅のあたりは既に幅広の道路は出来ているようです。

その先は詳細は割愛しますが、最終的には京王線のつつじヶ丘駅まで続くようです。

まだ住宅が建っている場所も多々あり、いつ完成するのか想像も出来ませんが、世田谷区のページによると、「渋谷区境の三角橋交差点から環状7号線までの区間が、平成16年~27年度までの12年間で優先的に整備すべき路線として位置づけられました。」と書いてあり、計画では2年後に整備されるとのこと。

ただ、実際問題まだ立ち退きも解決していない状況で、2年後までに整備は無理だろうと思います。

また、「茶沢通りから西側へ265メートルの区間について、東京都知事より都市計画道路事業の認可を受け、平成26年度の完成に向け、現在、整備を進めています。」とも書いてありますが、これも無理でしょうね。。

茶沢通りから西側へ265メートルの区間というのは、今ショップとかが立ち並んでいる真ん中をぶった切る事になるので、下北沢の街は一変することになります。

何らかの強制力が無いと10年かかっても無理ではないかと思われます。

この計画が実現されると、徒歩の街がクルマによって分断されることになり、下北沢の街自体が全く別物に変わってきそうな気がします。

具体的にどのあたりを補助54号線が走るのかは、以下のページが参考になります。

都市計画道路 補助54号線(補54)

補助線街路第54号線及び世田谷区画街路第10号線(世田谷区のページ)

東京都市計画道路幹線街路補助線街路第54号線のWikipedia

↓下北沢駅周辺の補助54号


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コメント

  1. kn より:

    首都直下型地震が噂される中、関東大震災の復興で計画され、戦災の経験で改正された都市計画が100年経っても出来ていないのは問題だと思う。
    緊急車輌の通る地域の幹線道路は、高齢化の進む中、住民の為に必要な施設。

    下北沢に住み続けて自分が高齢化したとき、救急車の通行し難い町は魅力的だと思いますか?
    渋谷の公園通で渋谷の町は分断されているから魅力はないですか?

    今の町の為に地域住民は、緊急車両の到着に時間がかかるのを甘受しないといけないのですか?