東京不動産狂騒曲2026:新築が上がれば、中古もつられて上がる時代

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最近、新聞とともに入っている不動産チラシを見て「え、これ本当に「中古」ですか?」と思うことが増えました。新築価格が上がるのはまだ分かります。資材も人件費も上がっていますし、土地も希少です。

ただ、いま起きているのは “新築の上昇に、中古が引っ張られている” という現象です。体感としては、価格がじわじわ上がるというより「気づいたら別世界」のスピード感です。


チラシが示す現実:2LDKが「億」前提になりつつある

今回手元にあるチラシだけでも、パンチが強い。

  • 駒場東大前エリア:2LDK 64.64㎡で1億2,800万円

  • 駒場の別物件:2LDK 63.11㎡で1億6,800万円

  • 同じく駒場:2LDK 69.37㎡で1億3,880万円

  • 三軒茶屋:2LDK 50.23㎡で6,800万円

  • 目黒区青葉台の戸建:2億7,500万円

  • 目黒区碑文谷の土地:2億480万円

もちろん、立地や築年、グレードで差は出ます。それでも「2LDK=普通の暮らし向け」という感覚が、東京23区ではすでにズレ始めています。


データでも“高い”が確認できます(新築も中古も)

新築は、2025年の東京23区の平均価格が1億3,613万円と報じられています。3年連続の1億円超えで、都心6区は平均が2億円目前という水準です。

中古についても、東京23区の中古マンション価格(70㎡換算)は、2026年1月時点で1億2,123万円、かつ21カ月連続で上昇というレポートが出ています。

つまり、「新築が高いから中古へ」という流れが起きた結果、中古側も“逃げ場”になりにくい構造になっています。


なぜ中古まで上がるのか:いちばん単純な話です

理屈はわりとシンプルです。

  • 新築が高くなる

  • 買えない人が 中古へ流れる

  • でも中古も人気エリアは物件数が限られる

  • 結果、中古も値段が上がる

さらに、賃料も上向き(東京23区の分譲マンション賃料は上昇傾向)なので、「買えないなら借りる」側もラクではありません。


「バブルっぽい」と思いつつ、半値には落ちない気もします

いまは正直、バブルの様相があります。チラシの数字が、生活者の実感を置き去りにしている感じです。

ただ、私の見立てでは、仮に調整が入って2割下がることはあっても、半値まで落ちるシナリオは(少なくとも都心部では)現実味が薄いと思っています。

理由は2つです。

  1. インフレがベースラインを押し上げる
    物価が上がる局面では、「名目価格」が簡単に昔へ戻りません。

  2. “良い立地の良い物件”は供給が増えない
    買いたい人が多いゾーンは、下がる局面でも下がりにくいです。

答え合わせは将来。10年後、東京の不動産はどうなっているでしょうか。


いまの価格は「普通のサラリーマンが東京23区で家を買えない」水準です

これがいちばんの問題です。
価格が上がった・下がったの前に、そもそも“参加できないゲーム”になりつつあります。

では、どうするか。現実的には選択肢はこのへんです。

  • 買うなら:エリア・築年・広さのどれかを割り切る(全部は無理)

  • 買わないなら:賃貸で身軽にして、資産形成は別でやる

  • 様子見するなら:価格よりも「金利・景気・供給」を見て、機械的に判断する(感情で待つと長期化しがち)


まとめ:狂騒は続くが、崩壊を待つのも危ういです

東京の不動産は、少なくとも直近は「高いのが普通」という空気で進んでいます。新築が上がり、中古も引っ張られ、賃料も上がる。生活者にはなかなか厳しい局面です。

だからこそ、「買う/買わない」の二択ではなく、自分の生活設計にとって最適な形を選ぶのが正解だと思います。10年後、どうなっているのか改めて確認してみたいです。

なぜ東京のマンション価格は上がり続けるのか 世帯数・供給・コストから見た住宅市場


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