「せたがや道づくりプラン」に関するパブリックコメント

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「シモキタな日々」ブログで知ったのですが、12/16までの期間で「せたがや道づくりプラン」に関するパブリックコメントを募集中です。

「せたがや道づくりプラン」について住民からも広く意見を募集するとのことですが、ホームページからも意見を提出できるので、私も意見したいと思っています。

せたがや道づくりプラン(素案)について

さて、50ページ近くの「せたがや道づくりプラン」ですが、今の世田谷の道路状況を知るにはとてもわかり易くまとまっていて是非一読して欲しいと思います。

この中で初めて知ったこととしては、世田谷区の中でも玉川地区は道路整備が比較的順調に行われていて、烏山地区や北沢地区は遅れているとのこと。

それは置いておいて、プランを見てみると世田谷区の道路整備は他区よりも遅れているので平均以上目指して整備しましょう、という論調となっていて、その根拠となるのが防災や区民の日常生活が不便だから、ということらしいです。

世田谷区の地域における日常生活での困りごとの1位が「道路が狭くて危険」というのが8年続いているみたいですが、それを理由に一部の道路を広く整備したとしても全く解決にならないのは明らかです。「道路が狭くて危険」というのをもう少し咀嚼すると、道路が狭いにも関わらずクルマがスピードを出して走るので自転車や歩行者には危険、ということではないかと思います。

この課題に対する解決法は、道路を広げたり、道路を新たに作ったりすることではなく、クルマが走らないようにすること、クルマが走るにしても制限速度を20kmに抑えるなど、クルマとヒト、自転車の交通事故があっても重大事故に陥らないようにすることではないでしょうか。

また、「区の道路整備に投資する予算である道路橋梁費は減少傾向が続いています。一般会計における割合でみると、平成3年度には約17%あったものが、平成 23 年度では約 4% まで縮小してきています。」とのことで、道路を整備する予算は年々縮小しているという課題認識があるにも関わらず、道路整備計画は変えようとはしていない所が気になります。

現在の予算内で計画道路をすべて作るなど、この先予算が大幅に増える見通しもなく、むしろさらに人口減により減っていくのが確実な中では到底達成できるとは思えません。

真に必要な道路に絞って整備すべきであると考えます。

個人的には交通渋滞が頻発する道路については優先的に拡張したり、迂回路を整備すべきと考えますが、例えば、現在計画されている下北沢の補助54号線などは不必要だと思います。なぜなら、下北沢周辺の道路でクルマが渋滞しているのを見たことは無く、真に道路を整備する理由が見当たりません。

区側は防災の面を強調したがっていますが、どれだけ防災に役だったり、費用対効果があるのでしょうか。恩恵を受けるのは道路の近くの住宅だけで、道路から離れた住宅は相変わらず防災面において困難な地域であり続けます。

そしてプランの中で興味深いのは優先整備路線です。

優先整備路線の中でも特に早期整備が望ましい路線として、都市計画道路 補助154号線 松原二~五丁目(補54~明大前駅駅前広場付近)が挙がっています。

これは、下の図の①の道路で、明大前駅前の広場から南にほぼ直線のコースで北沢税務署や梅ヶ丘中学の前の道路と繋がる計画道路なのですが、この道路が果たして実現できるのか、そしてこの道路が必要なのか非常に疑問です。

setagaya_road_plan

家が立ち並んでいることを考えると立ち退き交渉などで道路が開通するには10年以上の歳月が掛かりそうですし、道路を作らずともすぐ近くの環七を通れば良い話ではないかと思います。

井の頭通りの複線化も10年以上ずっとやっていてまだ開通しないことを考えると、計画ありきで実現は相当先になりそうな予感がします。

前述の補助54号線にしても立ち退き交渉は困難を極めそうなので20年、30年スパンの事業になるのではないでしょうか。

一度振りかざした拳をなかなか下げられないというのが役所だと思いますが、一度ゼロベースで真に必要な道路はなにか、を再定義すべき時期なのではないでしょうか。理想を高く持つのは素晴らしいことですが、現実問題として、限られた予算を考えると、不便だから新しく何かを作るのではなく、何を削るかを考えたほうが早い気がします。

特に、道路が狭くて危険というなら、クルマを走りづらくしてしまえば良いのでは。

世田谷区で日常的にクルマを使用するという生活スタイルは、果たして必要でしょうか。公共交通機関や自転車で事足りるのではないかと思います。地方都市ならクルマは必要でしょう。しかし、ここは世田谷区です。


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